サラ金で借金があっという間に増えた
もう何年も前の事ですが、私の兄はいわゆるサラ金から借金をし、高金利の返済のために、また借金をし、あっという間に借入総額が膨れてしまいました。 余り飲めもしないのに、高い店を飲み歩いたための借金でした。
現在では、消費者金融に対する規制も厳しくなり、金利の上限も抑えられ、また都市銀行への系列化が進み、こうしたリスクは緩和されました。
しかし、当時は取り立ても厳しく、兄は奥さんと子供を残して蒸発してしまいました。 取り立ては、兄の家や実家にまで押しかけ、家族は大変な思いをさせられました。
弁護士に介入してもらって問題を解決
兄が蒸発したため、借金がどこにどれほどあるのかも分からず、両親は訪れる取り立ての対応で死ぬ思いをしました。
その苦しみから逃れるために、両親は支払う義務のない兄の借金を弁護士を入れて完済しました。 返済する必要のある借入金は数百万円に膨らんでいました。
こうして借金の清算が終わり、暫くして兄は家に戻ってきました。 死を考えたようですが、子供の事を思うと死にきれなかったと言うのです。 その後、兄は立ち直り、真面目な人生を送っています。
許可を得た大手都市銀行の系列化した現在の消費者金融では考えられない点もあります。 しかし、無計画に返済の目途もないのに借金をする事に潜む身の破滅は今も変わりはありません。
住宅ローンも借金であり、中小企業を支えるのも金融機関からの借入金があればこそで、借金は夢を叶えてくれるものでもあります。 しかし、一方で無謀で無計画な借り入れは、極めて危険な事である事を心して、夢を叶え人生を豊かにするための借金でありたいものです。